◎研究テーマ
本ゼミナールの研究テーマはグローバル経営です。経済活動のグローバル化の進展に伴い、ほとんどの企業が何らかの形で海外の市場や企業と関わりを持つようになりました。他方で、国毎に法制度、文化、商慣習は大きく異なっています。そのため、企業が海外でビジネスを行うためには、国家間の多元的な差異に対処しなければなりません。本ゼミナールでは、企業が国家間の差異に適応する、あるいはそれをビジネスに活用するための戦略や組織のあり方について学習します。

 

◎学習方針
本ゼミナールでは、グローバル経営に関する学術的な知見を深めることを通じて、社会で起きている複雑な現象の本質を見抜くための「ものの見方」や「考え方」を培うことを重視しています。その目標を達成するために、本ゼミナールでは以下の活動に取り組みます。

 

◎3年生の学習内容
1.グローバル経営や経営学全般に関わる書籍や研究論文を輪読方式で読み進め、知識の習得を図ります。
 

参考：2020年前期使用した書籍・研究論文
・戸田山 和久(2012)『新版 論文の教室 レポートから卒論まで』NHK出版
・大木 清弘 (2018)『コア・テキスト国際経営』新世社
・入山 章栄（2019)『世界標準の経営理論』ダイヤモンド社
・経営学の主要な国際学術誌に掲載された英語論文（各ゼミ生が1報を要約）。

 

2.グループ研究も並行して行い、研究の一連のプロセス（テーマ決定、先行研究の渉猟、研究計画の作成、調査、論文の執筆）        を経験してもらいます。  研究成果はインゼミや各種懸賞論文などの機会を活用して積極的に公表します。

 

◎4年生の学習内容
受講者が自ら決定した研究テーマに基づいて卒業論文を執筆します。

定期的に中間報告を行い、担当教員や受講者間で議論しあうことで、4年間の集大成にふさわしい研究論文を書き上げます。